スクエニと鋼の錬金術師と荒川弘・初音ミク!

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  • » 2017 . 11
  • 昨日、ガンガンの感想(ネタバレ)を書いていて、気づいたことがあります。 荒川のマンガは上手い。散々言ってきたことについて。
    鋼の最も魅力的な部分は、「共感」です、という私の意見について。
    どうして、鋼はこんなに面白いんだろう。どうしてこんなに共感するんだろうって、実はちょっと不思議だった。

    ネームが上手い(コマ割がわかりやすい)。演出がいい。シリアスでも重くなりすぎずに読みやすい。話がわかりやすい。テーマがいい。
    世間一般に荒川さんが評価される時、よく言われる言葉です。

    荒川弘という漫画家は、とても絵が上手いです。でも、マンガ界の歴史に残るようなすっげーーーー画力があるってほどではないと思います。
    ストーリーに関しても、もう超絶今まで誰も考え付かなかった頭100ほど飛び出でる国宝級の展開、ってほどでもない気がする。

    じゃあ、荒川さんの高評価はどこからきているのか。昨日自分で書いてて気づいたんですけど。

    この人、チロル算が上手いんだわ。

    チロル算。
    私の共感も、わかりやすいコマも、ギャグとシリアスのバランスも。テーマが響くのも。
    全部、この人のチロル算が秀逸だからだ。

    (スマン、チロル算って死語なんだけど、他に適当な言葉が見当たらなかった)
    解説チロル算とは*********
    あまりにとっぴ抜けた数字を言われた時、庶民はピンと来ないことがあります。
    例えば「この指輪は、1500万円でございます」
    と言われたとき、高いとは思いますが、実際どれくらい高いのか、想像しにくい。
    そんな時、身近なナニカに置き換えるのです。
    チロルチョコレートは昔10円の代名詞でした。
    そこで、値段の高いものをチロル何個分にたとえていた。「チロル算」の誕生です。
    1500万円を。150万個に置き換える。

    「この指輪は、チロルチョコ150万個分です。」
    「ふーん・・・・って。え。たけぇええええええええ!!!!!」

    となりません? それが庶民の心理であり、真理でした。(笑)
    今は20円チロルが主流になってきたので、若い方は「チロル」では使っていないと思いますが、このチロル算は、日常に溢れています。

    例えば。
    高い山を広い公園を「東京タワー何個分」「東京ドーム何個分」と換算したり。
    欲しいものを迷った時「これをあきらめたら鋼グッズが3つ買える」と想像して決断したり。
    iPodを買う時「1ギガ」と言われてもピンとこねぇ「曲300曲入ります」と言われるとわかったりするのも、チロル算の一種かと。
    それから、エドには可哀想だけど、エドの身長は14×センチ。
    でも、そう言われてもどれだけちいっさいか、いまいちわからない。
    そんな時、「ペットボトル5本分」て言うと・・・

    「うわっ、ちっさーー!!!」

    って思いません?(笑)人間心理の面白い一面です。
    *********解説ここまで**


    で、話は戻って荒川弘。

    鋼では「簡単だけど、口で説明するのは難しい」の代表格みたいなものをいくつも扱っています。
    例えば、戦争の話。行き過ぎる科学の話。人の命。世の流れ・・・因果応報のこと。

    それは、過去の偉人、達人達が、私たちに伝えてくれたことです。
    でも、そのままの言葉が、読者(小中学生)に伝わるか、といったら、激しく疑問だ。

    だから荒川さんは置き換える。自分のチロル算を使って。
    それが、ウマいんだよ、荒川弘は。「荒川流チロル算」が上手いんだ。

    テーマにも作画にも、チロル算が使われてる。
    何もかもが変換されてる。だからわかりやすい。読みやすい。
    だから私は「共感」できる。

    最初の「死んだ人は生き返らない」この基本的なテーマのチロル算が素敵。
    人が願ってしまう、難しい言葉で言えば「業」を、誰もが持つ「母への愛」と結びつけた。
    そして、その重大さを、手足を失った血みどろのエドと、寝ることも食べることもない生活に置き換える。

    ニーナの話も、出産の話も、全部、チロル算から生まれた。
    それどころか、主要キャラクターも、チロル算から生まれてるケがあるな。

    最近、特に目がぽーんした、荒川チロル算はふたつ。
    戦争のお話のまとめとして出てきた、アルやノックスのセリフ・・・このブログでもキモイくらい取り上げた「アップルパイが食べたい」「コーヒーが飲める」という言葉。
    それと、昨日書いた「地脈」を「ツボ」に置き換えたチロル算。
    ひじの内側打って「しびれる~」って小学生の時よくやったよねぇ。まさに、小学生でもわかるこの置き換え。

    荒川さんは、昔インタビューで、小学生にも
    「わかりやすい言葉を使うようにしています。」
    とおっしゃっていました。
    「ハガレン」で出てくる哲学的なことを過去の人が様々な言葉で説明してきた。だから、
    「私は自分の言葉で語ろうと思ったわけです。私は、私なりの錬金術を作ればいいのだと。」

    あ、なんだ。このチロル算って錬金術だったんだ。
    荒川さんの、錬金術。
    私は、荒川さんの錬金術に、メロメロにされたってわけなのね。

    と、物語も佳境に入った、今更気づいた!

    ごめんなさい!!



    で、そんな今更ネタですが、実は久しぶりに鋼ネタを書いてみたので、はがぴーへトラックバック。

    結果、今、私は無性にチロルチョコが食べたい。


    (何気に再リンク。笑)

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