メモ日記 ver.3.0

スクエニと鋼の錬金術師と荒川弘・初音ミク!
何もかもがネタバレ。

エドに再会できなかったことは可哀想か否か
2006/07/21 (金) 00:15:18
鋼のこと (0) http://crosswalk.blog62.fc2.com/blog-entry-152.html 編集
目が治らないのは何の呪い・・・しくしくしく。
広島市大録画がおわったそーですね。お疲れ様でした。道に迷われなかったか心配です。ぼちぼちレポを拝見して・・・いなかったり。(ネタバレ回避)
まー、何を話されたかは、大体想像がつくし、放送が楽しみなので、詳しいことは当日。

公開録画の何がうらやましいって、I川さんに質問できることですね!
私が、彼に聞きたかったのはただひとつ。アニメ鋼の最終回、そして映画の内容はいつの段階で決めていたのか、ってこと。鋼映画=ドイツの物語。時は日本におけるドイツ年、まっさかりなのであります。憲法改正が声高らかに叫ばれていたあの時。アニメ中にも自衛隊派遣があったり・・・。
そんな中・・・いつの段階で。いつの段階で!!あのシナリオ案を決めたのか。
I川さんがドイツ祭りにあわせて「じゃあドイツを舞台に」と思ったのか。それとも、偶然、ドイツ祭りにぶち当たったのか。
計算だとしたら、I川の評価は格段に上がる。偶然だとしたら。それはそれで彼の才能に震え上る。

しかし、某さんに教えてもらったのですが、質問コーナーで何やら似たような質問をしてくださった方が一名いたらしい。やったー!!
カットされなかったらいいなぁ・・・

もうひとつの質問は「帰ったエドに会えたのはアルとほんの少しロイやウィンリィだけ。他のキャラ(軍部面々)もエドの事心配していたのに、会えなかったのはかわいそすぎではありませんか」との質問だったそうだ。(又聞きですので、詳しいことは各自お調べ下さい)
質問というか、それは不満かな。きっと軍部ファンの方なのでしょう。確かに軍部ファンの方には不満だと思う。でもそれが「かわいそう」だとは一切思わなかった。また新しい映画鋼の一面を見た気がするよ。

I川氏の答えは「自分で考えて」的斜め上を行く回答だったそうなので、考えてみました。

ひとつは映画の尺が足りなかった。

二つ目、これは質問をひっくり返すようですが、私はエドに会えなかった他面々が、かわいそうとはやっぱり思えない。
なぜなら、(軍部ファンの方がコレを見たら怒るかもしれないけど)
アルとロイ以外の人間は「エドが生きている」とは思ってなかったと思うからです。ぶっちゃけ。
ピナコやウィンリィでさえ、思ってはなかった。だってウィンリィは「まだアルは諦めてなかったんですね」と言ったもの。

冷たいようだけど。でも、彼らの立場になったなら、それが普通の感情だと思う。
人体錬成して、死んだアルを生き返らせて消えた・・・誰もが。「もっていかれた」と思うでしょう。

ただ、それを誰もが口に出して言わなかった・・・言えなかっただけで。

そんな中、頑なに兄は生きている、と信じていた子どものアル。アルがやんちゃに見えたのは、好き勝手やってたからじゃない。
誰もがあきらめている中で、純粋に信じ、行動できる、子どもの特権を活用していたからなんだよ。
周囲の人間は、何度アルに口を開きかけたか。それでも、きっと誰も言わなかったに違いない。もしかしたら・・・と。小さな夢のカケラを子どもに託してた。

無理だと思っているけど、己が傷つきたくないから、言わない。
・・・大人って本当にずるい。ね。本当にずるいよ。

でも、この構図って私たちが鋼に感情移入する傾向に似てるんだ。アエラの記事であった次の言葉(要約)「人生で失われたものを完全に取り戻す出来ないことを大人は知っている。だが、子どもには失われたものを再生する力があるのかもしれないという希望もある。自分の中の傷と共鳴しつつ、主人公の成長を見守るという気持ちになれる」
・・・エドに会えなかった面々はきっとそんな気持ちだったに違いないと思います。

でも、ひとりだけ例外な男がいる。
そう。「生きていると思ったよ」男です。
なぜ彼はそう思っていたのかって? 
それはいい意味で彼が無能だから。それ以上、言いようがない。

諦めなければ、夢は叶う・・・努力して血反吐を吐いてもなお、諦めなかった者だけが、夢を叶えられる。これは、アニメ鋼が描いてきたこと。
だから、私はエドがみんなに出迎えられるなんてパターンにならなかったのは、しごく自然なことに思えました。(だから今の今まで「かわいそう」だなんて思いもしなかった)

ウィンリィが会えたのはご都合主義なので、シナリオ面からは却下方向です。機械鎧を作っていたけど結局彼女も諦めていたわけですから。アルが何らかの情報を得たのを知って、慌てて飛び出していったけど・・・それじゃあ遅いよね(苦笑)


そして、最後にもうひとつ。エドが鋼世界に帰った時、軍部面々は、戦争真っ只中でありました。彼らには・・・大人には、時に犠牲を払ってやらなくちゃいけないことがある。薄給なのに納税とか、もらえるかわからない年金払いとか それはこの世界に生きていく上の義務だ。

半分大人だったエドでさえ、現実世界へ帰り、扉を壊すという義務があった。あの状況で好きなことをやれたのは、やはり子どものアルだけだ。ロイが、アルに現実世界行きを許したのは、アルに急所を殴られたからじゃないっすよ(笑)。
「行きなさい。大丈夫。こちらのことは、私たちがやる。だから、君は行きなさい。」

・・・行きなさい。

ほんの少し戸惑ったであろうアルの背中、彼は力強く押したと思う。そして、その後姿を、一瞬まぶしそうに見つめて。彼はもう振り返らず、真っ逆さまに落下してべちゃっと。すかさず来たリザに「だから私も連れて行けっていったんです」とか怒られ、先に進んだはず。(これは誇大妄想)

軍部の仕事は、自分たちの世界を力で守ること。その真っ只中にあって、エドなんかにかまってちゃいけないんですよね。
原作のウィンリィがわかりやすいんだけど、鋼の魅力のひとつは、それぞれのキャラがそれぞれの道をしっかりと歩いていること。だから、あの状況でエドと顔を合わせても、誰もがかなり淡白だったと思います。

あの晩、片付けや何やらの嵐の中、ロイの口から「エドが生きていた」ことをみんな知ることになるでしょう。

「うへ?!エドのヤツ生きてたんスか?」
「マジかよ?!」
「アルフォンス君まで行っちゃったんですね・・・」
「ほんと、最初から最後まで人騒がせな兄弟でしたね。」
「でも、ふたり一緒なら、きっとどこでだってやっていけると思うわ。」
「そうッスね・・・」
「「「「「「・・・・・・・」」」」」」
「「「「「大佐」」」」」
「なんだね、みんなでハモって。」

「泣いてもいいんですよ。」

「・・・・・・・・・・・?! だっ、誰が泣くか!」(滝汗)

な会話をしたに違いありません。

その後、大佐が泣いたかどうかはあなたのご想像のまま、です。


アニメ鋼もマンガ鋼も少年少女に向けた作品で、彼らに向けてメッセージが発せられている。
だけど、エドやアル、そしてロイの姿勢から大人の私たちへも希望を見せてくれます。それは鋼人気を支える大事な部分だと、私は思います。





言い訳:大人大人と書きましたが、もちろん子どもにも、泣きながらがまんしなくちゃいけないことはたくさんあるわけで。・・・生きていくのって大変ですな。
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